小さな恋【完結】
「俺達、もう別れよう」
別れは突然訪れた。
放課後、誰もいない教室で彼はあたしにそう告げた。
その時、本当は心が揺れた。
彼と過ごした日々は、確かに幸せなものでとてもかけがえのないものだったから。
「別れよう」といった5文字で、二人の関係が終わるなんて……。
だけど、あたしは別れるという決断を下した。
それが二人にとって一番いい選択だと思っていたから。
これ以上、中途半端な気持ちで彼を傷つけたくなかったから。