ネコ専務シリーズ
「ええ~!専務がペルちゃんなんて知っ
 ているんですか~?」

と驚く女子社員たちの反応に慌てたネコ
専務は、

「あ、いや、実はうちの親戚の子がよく
 見ててね、その子に一回だけ一緒に
 見せられてしまったんだよ、
 うん、一回だけだぞ?」

「そうだったんですか~」

ネコ専務は何とか女子社員たちをごまか
した。女子社員たちはそのまま「ペル
ちゃん」の話をし続ける。

しかし彼女らの「ペルちゃん」について
の理解は浅く、ろくにストーリーもキャ
ラクターの名前も知らない。

さっさと行けばいいのに、なんとなく
去りがたく女子社員たちの話を立って
聞いていて、しかもだんだんイライラ
してきたネコ専務は、

「あの主人公の女の子、やたらと長い
 呪文を唱えるのよね~。
 ええと、なんだっけ、娘に何度も言わ
 されたんだけど・・・」

と言っているのを聞いて、つい

「それは「シャペル・レビパー・リアル・
 ファスハイン・ルマンサー」だよ」

と言ってしまった!

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