ネコ専務シリーズ
8月7日(日)


美衣を加藤風堂の家に連れていき、詩の
世界に触れさせる。

風堂は美衣のために、

「ねこのここねこ 
 木の根っこから生まれたら
 根っこの子」

と詠んでくれた。



一週間が終わり、ネコヒラ夫妻が迎えに
来て、美衣は帰っていった。

美衣はやたらと元気な子猫で、初めは
煩く感じたが、私と趣味が合ったことも
あり、けっこう楽しく過ごすことが
できた。

この7日間の経験が、彼女の人生に何か
しらの良い影響を与えて、どうか「私の
ような」立派なネコに育ってほしいもの
である(笑)

             おしまい
        
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