ネコ専務シリーズ
ネコの命運、尽きる日か
 なぜかニヤリと笑うネコ
  大胆不敵なネコの笑み 
   ネコはギターを弾きだした


驚くべきはその音色
 不快なものか、快なのか
  それもわからぬ異(い)な響き
   ネズミの眼(まなこ)はトロンと
               緩み
    牙は光りを奪われる


ネコは来た道引き返す
 もちろんギターを弾きながら
  あとをゾロゾロ、ネズミたち


ネコはそうして消え去った
 ネズミはあとに残される
  なんだかネコって、わるくない
   日ごろの怨みもどこへやら
    良い音聴いたと、ネコ感謝


これぞ音楽、だからこそ
今日も私は歌うのだ


(作詞・作曲ともネコシンガー)
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