ネコ専務シリーズ
ネコ少年とシロネンコ
意外なことに、ネコ専務は子猫のころ、
サッカー少年だった。「サッカーの
神様」シロネンコを尊敬し、けっこう
まじめに練習もしていたのである。

そんなある日、憧れのシロネンコが来日
し、一日サッカー教室が開かれることを
知ったネコ少年は、祈るような気持ちで
参加者抽選のハガキを出したところ、
なんと当選してしまった!

こうしてネコ少年は、大喜びでシロネン
コに会いに行ったのである。


サッカー教室が始まった。あのシロネン
コが目の前にいる!ネコ少年は感動に
震える足でシロネンコとパスの練習を
したのだが、そのとき、シロネンコは
ネコ少年に、不思議なことをささやいた。

「君はいずれ大物になるよ」


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