ネコ専務シリーズ
また、クルスにかぎらずスウィート・
ガーディアンという種類のネコはみな
そうなのだが、しっぽを自由自在に
動かすことができる。

このため、クルスは猿のように細長い
しっぽの先にもナイフを装着し、戦闘に
利用していた。

クルスと戦うと、攻撃がどこから来るか、
何が飛んでくるかも全く予想できない
のだ。

クルスの武装は、そもそも集団相手に
ひとりで戦うことを想定したものであり、
クルスは多対一の戦いが極めて得意なの
であった。


彼は戦争の際にも鎧や盾はもたず、仮に
武器をすべて失ったとしても、素手の
格闘家としても最強である。

戦争となれば真っ先に最前線に飛び込ん
でいって、剣とナイフでザクザク敵軍の
中枢を切り崩し、あっという間に敵将の
首をとって、その時々の気まぐれで味方
した側の軍勢に勝利をもたらすのだ。

クルスは戦争を趣味としている恐るべき
ネコであり、各国の戦士たちからは、
「鬼神」と称され尊敬されている。
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