ネコ専務シリーズ
又旅の防衛は強固だが、4カ国が相手と
なると、やはり苦戦する。
戦いは国境で一進一退していた。

しかしネコ大名は武田信玄と同盟して
いる。早馬によれば、武田軍は救援の
ため、もうこちらに向かって出発した
とのことなので、もう少しもちこたえれ
ば、勝てるだろう。

しかし、そう思ってやや安心していた
とき、中立だった北の大名が突如別方面
から攻め込んできた!急ぎ応戦したが、
このままではどうやら援軍が来る前に
城を落とされてしまいそうだと、すっ
かり困ってしまったのである。

しかしネコ大名はしぶといネコである。
ネコ大名は、ちょうど近辺を進軍して
いた織田信長軍に使者を送り、こうもち
かけた。

「今回味方してくれれば、領地の農業や
 工業・商業を振興させるノウハウを
 教えてあげるよ」

これに信長は乗ってきた。織田軍は5カ
国の侵略軍をたちまち蹴散らし、ネコ
大名と信長はそのまま同盟を結んで、

「信長は又旅を攻めないかわりに、
 ネコ大名は尾張(信長の領地)の経済
 発展に知恵を貸す」

ことになった。

後に信長は「楽市楽座」を行うのだが、
それは実は、ネコ大名の出したアイデア
が元になったものなのであった。

            おしまい


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