朝月探偵の日常
テーブルの上には試供品が大量に並べられていた。
「欲しかったらあげますよ?フフッ。どうぞお茶です。」
笑いながら佐倉がお茶を目の前に出してくれた。
高そうな湯飲みだ。
試供品よりこっちくれないかな。
「ありがとうございます。ところで手紙はいつ頃から届きだしたんですか?」
お茶をすすりながら聞いてみる。
「う-ん…1週間ちょっと前くらいからかしら。1日1通ペースで来てるの。」
「そうなんですか。まぁとりあえず爆破をとめれるように頑張りま-す。」
やる気のない言葉を残し社長室を後にする。