朝月探偵の日常


俺は社員の人に「次もしその手紙が来たら社長に言う前に連絡して貰っていいかな-?」
とだけ言って名刺を渡し、佐倉の後を追いかけた。

エレベーターの前で追いつき、最上階へ二人で向かう。

「脅迫状は何通も来ているんですか?」

「はい…これで確か8通目ぐらいだったと。あ、着きましたよ。どうぞお入り下さい。」

社長室と書かれたプレートの掛かった部屋に入っていく。

中はすごく綺麗な部屋だった。

「あ、適当に座ってて下さい。今お茶入れますから。」

「ありがとうございます。」

近くのソファに腰掛けながら礼を言う。

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