朝月探偵の日常


「…依頼内容手紙で書けないなら電話掛けてくりゃいいじゃん。」
こんな感想しか出てこない。

手紙をポケットにしまい腕時計を見る。

8時55分。

もうすぐ時間か。
まぁいい。
依頼内容はもうすぐわかる。

気がつくと後ろの方から人が歩いてきていた。


「こんにちは。朝月探偵ですよね?お手紙出させて頂いた佐倉良子と申します。」

歩いてきた人物が依頼人らしい。
20代半ばというところか。
…結構美人だ。

「初めまして。朝月直人です。今年で26歳です。あ、彼女募集してま-す。」

名刺を渡しながら一応自己紹介をしておく。
…軽くナンパしてるみたいになってしまったが。

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