初恋
どこにぶつけていいか分からない苛立ちを自分の中で抑えながら、再び本を読み始めた




また携帯が鳴った




見れば 櫻木先輩だった

よかった。メールだ




『冴川ちゃん起きてる?今ね、明日じいちゃんとばあちゃんとイルミネーション行かない?ってなってさ。冴川ちゃんもどうかなーって。嫌だったらいいからね。』



びっくりした




お誘いを貰える位の仲だったなんて



明日は何か予定があるか知らないけど、



『起きてますよ。お誘いありがとうございます。いいんですか?私なんかがお邪魔しちゃって…』


すぐに返信した



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