初恋
「お前だってそうだろ!なんなんだいきなり一緒に帰ろうとか!どうせ相手に捨てられたんだろ!無理して若作りしやがって!年齢考えろよ!」



「ふざけた事ぬかしてんじゃねえよ!あんたなんか金以外いいとこねぇよ!あんただっていい年してキャバクラの子に本気になって!」



私のせいだろうか



どちらにしても、仲良くなる事はないと思っていた



携帯を拾って、自分の部屋に戻った




部屋からベランダに出て、ベランダから車庫の上の屋根に降りた


そこから歩道に飛び降りた


スリッパを履いていてよかった


あまり高い車庫ではなかったため、怪我もなかった


こんな事をしたのは初めてだった




携帯が鳴った



「もしもし冴川ちゃん?」
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