初恋
「…でも、先輩に毎日会えるから、私は学校好きですよ」
好きっていうのは嘘
先輩がいても、学校というもの の魅力は私にとっては皆無だった
「無理しちゃって。…冴川ちゃんの悲しそうな顔見たくないんだよ、俺は」
いきなりそんな事を言うからびっくりした
更にうっすらと目に涙を浮かべている
「先輩がいると思えば、1人も辛くないですよ。ありがとうございます」
「何授業中も1人にさせようとしてんの?俺らが教室の隣りの席に座ってればいいだけじゃん」
気が付けば ばいばい先輩が戻って来ていた
「いや、でもそれは…」
「いいですよ、そこまでして頂かなくても。体育は保健室ですし、お昼休みだって会えますし」
少し頑張れば、先輩達に会える
「10分休みにも、掃除中にも行くからな!」
ばいばい先輩がやけに楽しそうだった
好きっていうのは嘘
先輩がいても、学校というもの の魅力は私にとっては皆無だった
「無理しちゃって。…冴川ちゃんの悲しそうな顔見たくないんだよ、俺は」
いきなりそんな事を言うからびっくりした
更にうっすらと目に涙を浮かべている
「先輩がいると思えば、1人も辛くないですよ。ありがとうございます」
「何授業中も1人にさせようとしてんの?俺らが教室の隣りの席に座ってればいいだけじゃん」
気が付けば ばいばい先輩が戻って来ていた
「いや、でもそれは…」
「いいですよ、そこまでして頂かなくても。体育は保健室ですし、お昼休みだって会えますし」
少し頑張れば、先輩達に会える
「10分休みにも、掃除中にも行くからな!」
ばいばい先輩がやけに楽しそうだった