初恋
14
今日から3学期
昨日はあれから家に帰ったら、散々と嫌味を言われた
全て聞こえない振りをしてお風呂に入って寝た
首のつまった体操服に仕方なく腕を通し、その上から変な色合いで出来たセーラー服を着る
ブラシ付きのドライヤーで髪を引き伸ばす
その際に、鏡に写る斜視がいつも気になった
誰が見ても 声を上げて逃げ出すような見た目には間違いなかった
そういえば、手術する前にも 「こんなにヒドい斜視は見た事無い」 なんて言われたし
斜視専門医も見た事無いような目とかどんなだよ
結局手術も失敗に近かったし
なんて過去を思い出しながら、ドライヤーを片付けて眼帯を付けた
可愛くも何ともないただ黒いリュックに持ち物を詰め込んで無言で家を出た
「おっはよー」
歩道で ばいばい先輩が手を振っていた
「いやぁ、冴ちゃん家と意外と近かったからさ、来ちゃった」
ヘラヘラと話すばいばい先輩に少し癒された
「ありがとうございます。行きましょう」
昨日はあれから家に帰ったら、散々と嫌味を言われた
全て聞こえない振りをしてお風呂に入って寝た
首のつまった体操服に仕方なく腕を通し、その上から変な色合いで出来たセーラー服を着る
ブラシ付きのドライヤーで髪を引き伸ばす
その際に、鏡に写る斜視がいつも気になった
誰が見ても 声を上げて逃げ出すような見た目には間違いなかった
そういえば、手術する前にも 「こんなにヒドい斜視は見た事無い」 なんて言われたし
斜視専門医も見た事無いような目とかどんなだよ
結局手術も失敗に近かったし
なんて過去を思い出しながら、ドライヤーを片付けて眼帯を付けた
可愛くも何ともないただ黒いリュックに持ち物を詰め込んで無言で家を出た
「おっはよー」
歩道で ばいばい先輩が手を振っていた
「いやぁ、冴ちゃん家と意外と近かったからさ、来ちゃった」
ヘラヘラと話すばいばい先輩に少し癒された
「ありがとうございます。行きましょう」