初恋
「そのコート、可愛いね」
下校中先輩に言われた。みんなは 原色ピンクや青等の無地(いわゆるサーフ系)を着ているので、白は珍しく見えたみたい
ボタンもゴールドのハートで、ポケットもハート形
顔に似合わない可愛らしいPコートだった
「ありがとうございます。先輩のも、素敵です」
先輩は黒地に袖の先に星のスタッズがついた、シンプルなコートだった
「えへへー(笑)ありがとう」
そう先輩が言った後、私は息を吐いた
真っ白だった
ふと指先を見た。そういえば、手袋を買っていない
手が冷える
「んもー(笑)こんな寒いのに手袋無いなんて。しょうがないなぁ」
先輩は私の手を握った
黒の手袋だった
「先輩の手、腐りますよ?」
振り払おうとしたら、強く握られた
「またそういう事言って」
下校中先輩に言われた。みんなは 原色ピンクや青等の無地(いわゆるサーフ系)を着ているので、白は珍しく見えたみたい
ボタンもゴールドのハートで、ポケットもハート形
顔に似合わない可愛らしいPコートだった
「ありがとうございます。先輩のも、素敵です」
先輩は黒地に袖の先に星のスタッズがついた、シンプルなコートだった
「えへへー(笑)ありがとう」
そう先輩が言った後、私は息を吐いた
真っ白だった
ふと指先を見た。そういえば、手袋を買っていない
手が冷える
「んもー(笑)こんな寒いのに手袋無いなんて。しょうがないなぁ」
先輩は私の手を握った
黒の手袋だった
「先輩の手、腐りますよ?」
振り払おうとしたら、強く握られた
「またそういう事言って」