天狗様は俺様です!
川内くんはここで私がカイに胸をさらけ出された所を見ていたんだった。
誰もいないように見えて、今も誰か知らない人や妖怪が見ているかもしれない。
私はカイの胸板を軽く押し、訴える。
「でも、誰か見てるかも知れないし……」
すると、カイの翼が私の両横に広がった。
「これなら誰にも見えない」
そう言うと、カイは服の中に手を入れてくる。
脇腹を沿ってブラに。
太ももを沿ってショーツに。
「あっ、カイっ!」
恥ずかしい。
でも、感じている。
そしてそれ以上に、私はカイに触れて欲しいと願っていた。
心地良い熱を与えてくれる手。
他の誰でもないカイに触れて欲しいと……。
「カイリだ」
「え?」
突然、カイが耳元で囁く。
「カイリ。サンズイに里で浬(カイリ)、俺の真名だ」
「浬……」
私は甘い熱に浮かされるようにその名を繰り返した。
誰もいないように見えて、今も誰か知らない人や妖怪が見ているかもしれない。
私はカイの胸板を軽く押し、訴える。
「でも、誰か見てるかも知れないし……」
すると、カイの翼が私の両横に広がった。
「これなら誰にも見えない」
そう言うと、カイは服の中に手を入れてくる。
脇腹を沿ってブラに。
太ももを沿ってショーツに。
「あっ、カイっ!」
恥ずかしい。
でも、感じている。
そしてそれ以上に、私はカイに触れて欲しいと願っていた。
心地良い熱を与えてくれる手。
他の誰でもないカイに触れて欲しいと……。
「カイリだ」
「え?」
突然、カイが耳元で囁く。
「カイリ。サンズイに里で浬(カイリ)、俺の真名だ」
「浬……」
私は甘い熱に浮かされるようにその名を繰り返した。