キミに届け
〝お疲れ様〟
まさにそう言うかのように、誠くんの手があたしの頭に触れた。
そのままなでなでと撫でられる。
あたしをどっかの猫と間違えてるんじゃないかとムっとしたけど、喜んでる自分の方が大きすぎてすぐに幸せな気持ちに包まれた。
誠くんは何やら胸ポケットを探って、何かを取り出した。
「これ、読んでおいて?」
そう言って差し出されたのは綺麗に2つ折りにされたメモ用紙。
あたしは言われたとおりに紙を開く。
と、そのときだった。
ボーっとした、ちょっとしたミスが悪かった。