*coffret a bijoux*(SS集)
まぁ、こればっかりは仕方ない。




ボクは苦笑しながらそっと
鞠花ちゃんが口から離した
カップを受け取って、



「無理することはありませんよ。


おうちと同じようにして
飲めばいいんです」




「うぅ……。


ママと同じに
したかったのにぃ……」




ママ――?




なんだか鞠花ちゃんは、
さっきからよくお母さんに
こだわった発言をするな。




敵意なんてほどじゃない
けど、張り合おうとする
ってゆーか――そんな
雰囲気が感じられる。



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