*coffret a bijoux*(SS集)
でも――……。



「お母様はお母様です。


お客様がおいしく
飲めるのが、一番ですよ」




ボクはそう言ってシュガー
ポットに手を伸ばした
けれど、鞠花ちゃんは
強い目線でそれを拒絶した。




(やれやれ。仕方ないなぁ)




「それではお客様。

――これは、いかがですか?」




ボクはスプーンを取ると、
ケーキプレートの方の
ストロベリーソースを
たっぷりすくい、ポトンと
カップの中に落とす。




「あっ! 

それはケーキの……!」



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