君だけしか映らない
「それ…欲しいのか?」



突然後ろから声がして振り返った。



「佐伯くん…!ただ見てただけだよ。欲しいわけじゃない。」



「そうなのか?」



「うん。」



こんな高いの買いたいわけないじゃない!
…と、突っ込みたくなる。


「佐伯くんは何か買わないの?それが目的で来たんでしょ?」



「…まぁな。…荒川はこういう所って興味ないのか?女って好きじゃねーの?」


「他の女の子はどうかわかんないけど、私はあまり興味ないな…。」



アクセサリーなんて身に付けても似合わないだけだし。



「…あれ?」



ふと笑美は佐伯悠哉の耳元がきらっと光ったのに気付いた。



それをよく見ようとじーっと佐伯悠哉に近付く。



「な、なんだよ急に!!お前顔…近い!!」



「あ…ごめん。不快にさせちゃったね。」



「いや…そんな風に思ってないから。ただ…いきなり近付いてきたから驚いたっつーか…」



佐伯悠哉はそう言いながら頬を赤らめた。



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