君だけしか映らない
二人で店を出てから無言で歩く。
すると荒川が口を開いた。
「佐伯くんどこに向かってるの?」
「いや…別に…」
正直店を出てからのことは何も考えてなかった。
「別にって…!こんな無駄にブラブラ歩いてたの?」
…オレはお前と一緒ならこうやって歩くだけでも、十分嬉しいんだけどな。
「荒川はどこか行きたい所はないのか?」
「えっ!私?う〜ん……あっ!」
何かを見つけたのか、荒川はある方向を指差した。
「……本屋?」
――――
「ねぇ、あの人めっちゃかっこよくない?あのファッション雑誌読んでる人!!」
「え?ホント!?…ヤバい!!超かっこいい!!」
「ねぇ…声かけてみる?」
(…………。)
オレは読んでいた雑誌を元の場所に戻し、荒川を探した。
「あ〜行っちゃった…」
後ろの方でさっきの女子たちの残念そうな声がした。
『私ちょっと欲しい本があるから。佐伯くんは適当に立ち読みでもしてて。』
そう言って店に入るなり荒川は目的の本を探す為、一人で行ってしまった。
言われた通り、とりあえずは雑誌でも読んでいたけど…声をかけられるとか、マジで勘弁してほしい。
初対面のヤツにいきなり声をかけられて、「名前は?」「今一人?」…ウゼーにも程がある。
すると荒川が口を開いた。
「佐伯くんどこに向かってるの?」
「いや…別に…」
正直店を出てからのことは何も考えてなかった。
「別にって…!こんな無駄にブラブラ歩いてたの?」
…オレはお前と一緒ならこうやって歩くだけでも、十分嬉しいんだけどな。
「荒川はどこか行きたい所はないのか?」
「えっ!私?う〜ん……あっ!」
何かを見つけたのか、荒川はある方向を指差した。
「……本屋?」
――――
「ねぇ、あの人めっちゃかっこよくない?あのファッション雑誌読んでる人!!」
「え?ホント!?…ヤバい!!超かっこいい!!」
「ねぇ…声かけてみる?」
(…………。)
オレは読んでいた雑誌を元の場所に戻し、荒川を探した。
「あ〜行っちゃった…」
後ろの方でさっきの女子たちの残念そうな声がした。
『私ちょっと欲しい本があるから。佐伯くんは適当に立ち読みでもしてて。』
そう言って店に入るなり荒川は目的の本を探す為、一人で行ってしまった。
言われた通り、とりあえずは雑誌でも読んでいたけど…声をかけられるとか、マジで勘弁してほしい。
初対面のヤツにいきなり声をかけられて、「名前は?」「今一人?」…ウゼーにも程がある。