天使の悪魔





――――ッチュ








??


???


?!?!


っえ?

何今のリップ音?

というか唇に何か当たった?

まさか―――…


「これ、詫びね?チクんじゃねーよ?」

社交界用のビッグ笑顔を見せるけど、何だか睨まれてる気分。


……は?

詫び?

チクる?

それで、

キス、したの?

言葉に出せなくて、心の中で疑問と怒りが溢れだす。



「………ぃ…」

「ん?」

何かを呟いた私に、彼は顔を覗き込む。


うわぁ!!

キスされ後だから意識するんだけどっ!


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