天使の悪魔



って今はそんなんじゃなーい!!

心の中で密かにつっこんでみる。


私は空気を精一杯飲み込んだ


「先輩っ、何が詫びですか?何がチクる?その前に未成年ってタバコとか禁止ですよ?!警察行きですよ?!しかもタバコの火がまだついてるのに、捨てるってどうですか?!すぐ側に草がいっぱい生えてますよ?!火事になりますよ?!タバコは有毒だし、体にも悪いんですよ?!地球にもよくないんですよ?!全部全部損じゃないですか?!それともタバコを吸う男はカッコいいとでも?私から見たら中二病にしか見えませんっ!!」

うぐっ…

やっと言い終えた…

ヴぅ…酸素が足りないっ…!!

死にかけだよ今の私は!!


私はお腹を抱えながら、乱れた息を整おうとする。


…ん?

反応なし?

私はチラッと男のほうを見た。


彼はマヌケな顔でポカーンとしていた。

「…えっと…」

さすがに気まずいな…

ああ!

言うんじゃなかった、私!!


今頃後悔する。



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