恋愛温度、上昇中!
「ここよく来るの?」
何となく、ご一緒に、ってゆー雰囲気に飲まれて、向かい合わせに座るテーブル。
目の前には男、二人。会社の誰かには会いたくない。絶対。
「ええ。時々、ですけど」
私は曖昧に答えたまま、行き場のない指先を眼鏡に添えた。
「昼間からこんな美人さんとランチなんて贅沢だなー」
タレ目は楽しそうに笑う。その口をへし折りたい。社交辞令でも、簡単に美人、なんて使う事は失礼に過ぎない事を分からせてやりたい。