恋愛温度、上昇中!
ニコニコしながら、本当綺麗になったねとか、眼鏡は?とか、その口調また聞けると思わなかったとか、純粋にこの再会を喜んでるみたいな彰俊。
クリッとした大きな瞳は変わらず、綺麗な色で、上がった口元に軽やかな声はよく似合う。正真正銘、彰俊だ。
あたしが変わらない彼を鑑賞していると彰俊は少しだけ瞳を陰らせて口を止める。
…なんで、今日はこんなに続きの言葉が読めるのかしら。
デザインなんてこんなに簡単に出てきやしないのに。
「祥子ちゃんは、元気?」
彰俊の瞳が陰る理由、その言葉を。