恋愛温度、上昇中!

「…そうよね。紗織はいつもそう。弱音は吐かない。相談なんてしない。一人で立ってられる。強いのよね」


潤んだ祥子の瞳に後悔しても、遅い。祥子は気は強いけど、いつもすごくストレートに感情をくれるのに。今だって、新橋さんや関谷の目なんか気にしてない。ただあたしにぶつける表情。


それなのに、


「そうね、別に一人で出来る事なら誰かに頼る必要はない」


顔色ひとつ変わらない、淡白で冷たいセリフは簡単に口から出る。
もっと違う言い方があると分かっているのに、どうしてそれを見つけられないんだろう。


馬鹿すぎる。


本当に、あたしって馬鹿だ。


これがあたしだから、駄目なんだ。



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