恋愛温度、上昇中!
どうして、こんなに、こいつの一言であたしは動かされるのか。考えたって、答えはまだ出ない。出したくない。こんな感情、いらない。
「そういえば…さっきの奴、」
関谷はボソッとつぶやく。それが誰を意図するのか考える間もなく、
「おまえ、無防備にあんな顔すんじゃねーよ」
関谷は起伏のない口調で、あたしを見つめた。見透かす様な瞳が居心地悪い。
「なんで、あんたに、そんな事」
言われなくちゃならないのよ。
「面白くねーから」
ガキじゃないの。何で面白くない訳?それに誰の事?…彰俊?あんたはいつも言葉が足らない。
関谷はクッと笑って、
「そんなもんなんだよ」
低い声で、窘める様にそう言った。