恋愛温度、上昇中!

下らない悪口が聞こえて足を止めた事もある。

だから、何?ってゆう態度が益々煽る事を知っていたけど。だから彼女達は謝らない。別に謝って欲しい訳じゃないけど。だから、やっぱり小倉さんと藤本さんは大人だと思う。


『強がりなんだよ、紗織ちゃんは』


彰俊が怒った様に言った。


『駄目だよ、そんなんじゃ、支えてあげたくなる』


祥子じゃなくて、あたしを見つめる真っ直ぐな彰俊の瞳に胸が疼いた。


『紗織ちゃんは甘えられる人見つけなきゃ』


アメとムチ。


だけど、優しい声に、ただ、何となく泣きそうになった。


『もしも、見つからなかったら?』


あたしの質問に、


『んー…紗織ちゃん、素直じゃないから見つかっても認めない気がするし。』


あたしには実際どうだっていい問題をブツブツと真剣に考える彰俊。


飄々といつも笑っているくせに、誰にも本心を見せたがらない。それなのに、こうして見透かすような態度が自然と出来る、彰俊はそんな奴だった。

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