恋愛温度、上昇中!
「私、出来る事は自分でやりますから~」
あたしの席の前に立つ小倉さんは鼻から抜ける様な声を出す。
「主任の手は煩わせません~」
アンニュイに笑う笑顔は自信が込められていて、一人で出来る、と意図する彼女に少し笑った。
「そう、困ったら言いなさいね」
目の前の緩いウェーブが軽く弾んで、勝ち気な瞳は、困る訳がないわ。と挑戦的に見つめ返してくる。あたしの微笑が気にくわなかったのかもしれない。別に、馬鹿にした訳じゃないんだけど。