恋愛温度、上昇中!

祥子が言っているのがあの日の事なら、朝は、迎えてない。日付は跨いだけど。

『えー…』

祥子は明ら様に落胆した声を出した。

『…まあ、なんかその感じじゃまだヤッてないわね。あんたもうお肌も曲がり角な年齢なんだからそんなんじゃすぐに賞味期限よ』


失礼だ。この子は。そしてどうしてそんなにサラリと下ネタに飛ぶのか。理解出来ない。


「…あんたあたし世代の女性敵に回すわよ」


あたしは溜め息混じりに声を落とす。

『いいわよ。あんたが友達でいてくれりゃあ。それより、あんたは関谷とどうなってんのよ』

サラリと熱い友情を発言してくれる祥子はあたしの言葉を挟まさぬまま、結局確信に触れた。


「…あたしが聞きたい」

ほんとに、どーなってんのか。


『焦れったいわね、…関谷のやつ早く押し倒したらいいのに。風邪くらいで情けない』


祥子の言葉にあたしは眼鏡に手をかける。


『まあ、初々しくて紗織にはアリかもね。何か発展したら連絡しなさいよ』


「なんで、あんたが…」

あたしと関谷の事情を知ってんのよ。


そう言い終わる前に通話の終了を知らせる無機質な電子音が耳に響いた。


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