恋愛温度、上昇中!
「今、帰ったとこ」
『あそ、あのさー、聞きたい事あるんだけど』
祥子は含みを持たせる低い声を無理矢理出す。
「なによ」
『あんた…』
「だから、なに」
祥子はわざと一呼吸置いて息を吸い込んだ。
『ついに、関谷と朝を迎えたって!?』
あたしはその言葉に、一瞬、呆れ…いやそれを通り越して、『どういう意味か』って聞けば確実に聞きたくもない説明をされるだろうから、全てを汲んで、
「迎えてない」
はっきりと否定した。