恋愛温度、上昇中!
「紗織ちゃん」
彰俊が口を開く。
「何?」
夜なのに、アスファルトからの熱気が少し、熱い。
ぼんやり眺める景色は車が通り過ぎるだけ。
「俺ね、」
「ん?」
「祥子ちゃんとはもうちゃんと終わったから」
彰俊は、やっぱり大人びた表情であたしを見つめる。
「うん」
ゆっくり頷く。祥子も彰俊も『もういい』と言うのにあたしが口を出す事じゃない。
二人の間にあった何かをあたしが知る必要はない。