恋愛温度、上昇中!

「……随分前の話だけど」

あたしは助手席に座る小倉さんから目を離して、ハンドルを切る。


「…あたしがまだ入社して間もない頃、ひどい失敗をした事があったの」

あたしの告白に小倉さんは目を丸くして「主任、が?」なんて意外そうに小さく呟く。



「完璧な人間なんていないでしょう」



そうありたいとは思うけど。苦笑して小倉さんを見つめると、小倉さんも素直に頷いた。


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