恋愛温度、上昇中!
体に走る緊張感に目眩がした。
新橋さんがなんでこんな事するのかなんて知らないし、どうゆう反応を望んでるのかも分からない。
だけど、私はなんとか頭を冷静に保とうと、義務的な表情に必死で切り替えた。
「…新橋さん、安い挑発は価値を落とします」
無表情に淡々と吐いた言葉に、今度は新橋さんの表情が一瞬止まった。
「仮に、求めるのがお金であれば、低金利で貸付します。ただ、…デリケートなお話でしたら全く期待は出来ないので他を当たって下さい。個人的なお話でしたら距離を変えて話し合いましょう」
息継ぎする間もなくそこまで言い終えるまで、私の頭の中は見事に空っぽだった。