恋愛温度、上昇中!
本当に、何となく、やり場がなくて、開いた扉に目を向けるべきじゃなかったと後悔するのは、すぐ。
こんなに一瞬で空気を変えてしまう、と思う位あたしの中でのこいつの位置を改めて確認せざるを得ないのは仕方ない。
扉を開けたのは、相変わらず無造作な黒髪に、切れ長の瞳をした整い過ぎた顔。長身のその姿はモデル顔負けなんじゃないかと思う。
ドクン。
なんで、今更見慣れたあいつの姿を見ただけで緊張感が走るのか。
会いたい、と素直に思ったどうしょうもない感情はタンスにしまって鍵をかけていたのに。
扉の前に立つ、
関谷との視線は、まるで容易に絡んだ。