恋愛温度、上昇中!
強張った体は後ろに振り返ろうにも意志を示さない。だから、困る。山都さんの上辺だけは爽やか過ぎる笑みに胸の内で溜め息をついて、あたしはやっと斜め後ろを見上げた。
「…久しぶり」
そう口元がゆっくり動いて、低くて素っ気ない声はあたしに向けられた。
「…うん」
気の利いた言葉も返せず、単調に頷いた自分自身笑える。
────関谷は、感情の読めない、いつも通りの無愛想ぶりを遺憾無く発揮しながらあたしをジッと見つめていた。それでも、あたしは、
体の芯が揺れるような熱が巡って最高に居心地が悪い。