恋愛温度、上昇中!
なんで、ここに、と思ったけど、関谷がすぐに「ご馳走になりました」とグラスを揺らせて見せたからその理由が聞かずとも分かった。クソ眼鏡、何してやがる、内心舌打ちした後、どのタイミングで関谷達に一杯持って行かせたのか全く分からなくて山都さんを睨み付ける。
「高見ちゃんの知り合いですから」
当然ですよ、と山都さんは微笑む。駄目だ。確実に何か企んでる。
関谷は山都さんの目線の動きのままにあたしの隣に腰を下ろした。
「一人じゃないんでしょう?」
聞くのは無粋だと思うけど、当たり前の様にあたしの隣に座る関谷に動揺が隠せない。