恋愛温度、上昇中!
一瞬、
マンション真正面のこの見慣れた場所が、どこか幻想的な所なのかと思ってしまう位、今、
あたしの頭は、
飛んだ。
だから、何を返したらいいのかがわからなくて、ただ、鼓動の速さと、体中の温度の急激な熱さに、目眩がしそうになる。
関谷は、
そんなあたしに構わず、強引に、腕を引く。
もう、包まれたのが腕の中だとか、関谷の鼓動も耳に伝わる位、キツく抱き締められただとか、そんな事はどうでもよくて、
「なんで、あたし、なのよ」
やっと、口から出た馬鹿みたいに可愛くないセリフに自分自身振り回されそうになる。