恋愛温度、上昇中!
「グダグダいうな。理由なんかねーよ」
関谷の声が、耳元で響く。
「おまえがいいから、おまえを抱き締める。それだけじゃ駄目なわけ?」
ああ、そうね。
惹かれる事に、深い理由なんて、必要ない。
こいつの当たり前の口調を聞いていたら、深い絆、なんていらないんじゃないかとすら思う。
「頼むから、もー逃げるな」
だって、それが体を蝕んで、締め付けて、身動き取れなくするなら、
そんなの、
クソくらえ、だわ。