恋愛温度、上昇中!
実際、祥子は高校時代からモテた。
祥子はその派手な容姿も伴い派手なグループに所属して、派手に目立つ学生生活を送っていたと思う。
対する私は、委員長だか何だか、面倒くさい役割をいつも押し付けられていた。三年間、いや正確には小、中学校も合わせて十年くらいその位置にいた気がするけど。
縁なし眼鏡に、おかっぱ頭で優等生の私。茶髪にピアスで不良の祥子。
普通なら交わる事のない人生。の筈だった。