恋愛温度、上昇中!

「ハァ…、彰俊が結婚よ?なんか信じられない」

祥子は眉を潜めた。


「確かにねー、あんなに祥子一筋だったのに」


複雑な女心?と思うけど


「そんな事どーだっていいのよ」


祥子は相変わらずバッサリ否定する。


「じゃあ何」


味噌汁に手を伸ばしながら祥子に向き直った。



「…結婚よ、結婚」



伏し目がちに呟いた祥子にやっと、キーワードはそこだったかと気付いた。



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