誰よりも愛してる


「な、…なんですか?」


「最低男で

バツイチで

何の取り柄もなくて

安月給だけど…


もう一度、君を抱きしめるチャンスをくれないか?」


「えっ…?」


思わず、困惑の色を隠せなかった私に、彼はポケットから小さな指輪を取り出す。


「フられて当然だと思ってる…

けど、それを承知で君に気持ちを伝えたい。

俺の…運命の女性になって?」


指輪を持つ彼の指先が震えてる。


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