俺様狼と子猫少女の秘密の時間②
「……あれ。先輩…寝てるの?」
地獄の一時間(ただの数学)が終わり、先輩に会えるという嬉しさと重なりルンルン気分は倍増だった。
けれど、屋上に上がってみると定位置にいる先輩は目を閉じていて、規則正しく肩が動いている。
「……」
ほんっっっっとーに寝てるよね?
寝たふりしてあたしを騙そうとかいうんじゃないよね?
確かめるために、意を決してゴクリと喉を鳴らしながら手を伸ばした。
「……せーんぱい」
つんつん、とキメ細かい肌をつつく。
……超つるつるなんだけど!!
一回触ってみたかったんだよね…。
完璧に寝ていることを祈って、ドキドキの胸を押さえながら再び手を伸ばす。
「……」
片手で包み込むように、先輩のほっぺたに触れた。
なんだか……ものすごく心臓が大きく鳴ってる。
「せん……ぱい?」
そっと覗き込むけれど、間違いなく寝ているよう。
……やばい抱きつきたい!!
珍しく無防備なのがたまんない…❤
ほう…としてうっとり見惚れていると、ピクリと瞼が揺れた。