─侵食─悪魔のような男

「そんなに煽るなよ…止まんないよ俺…いい?」



コクンと頷いたユウリの頬をひと撫ですると、劉兒はゆっくりと腰を沈めた。



「ああっ…劉兒っ…」



目尻に溜まった涙がつぅーっと流れ落ちる。



劉兒はペロリとそれを舐めた。



「やっぱりお前は最高の女だよ…一生手放してなんてやらねーよ?毎日可愛く鳴かしてやるからな…」



「まい…にち?」



ふっと笑ってから劉兒はゆるゆるとユウリを揺さぶった。



「あっ…あっ…んっ…はぁっ」



淫らな息遣いとふわふわと揺れるドレスの裾。



「全部俺のモノだ…そうだろユウリ…」



「んあっ…あっあっ…そ…うよっ…あなたの…モノよ」



押し寄せる快感の波が、ユウリを包み込んでいた。
< 401 / 434 >

この作品をシェア

pagetop