桜日記―幕末伝―
そうだったんだ……。

「私はすぐに縄を用意したわ。そして、晋作を待った……。
しばらくして、晋作はあなたを抱えて浮かんできたの。
その時の晋作の顔は傑作だったわ……!
だって、あの晋作がかなり焦ってるんだもの!!
そして……私たちはあなたたちを船の上に上げた。
海に落ちた間抜けな子なんて、どんな子なんだろう……そう笑いながら私たちはあなたを見た。
だけど……その瞬間、固まってしまった」

そこでいったん間を置くと、ふぅ~と息をはいたあと……

「あなたが異人のような格好をしてたからよ……」
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