桜日記―幕末伝―
はぁ~……最悪……。
何で私があいつらの裸見なきゃいけないのよ……。

私は何気にショックを受けていた。

これでもお年頃なのにぃ~……!!

ガックリ肩を落としながら歩いていると、ドンッと誰かにぶつかった。

「……うわ!?」

こける!!そう思った瞬間、ぶつかった人に支えられた。

間一髪で後ろにひっくり返るのは免れた。

「ありが……えっ!?」

………何コノ状況……?

いったん整理しよう!
ぶつかったけど、こけずにすんだからお礼言おうとして……


何で抱きしめられてるのぉぉぉ~!?

「ちょっと!離して!」

私は必死に離れようとするけど、相手はもっと強く抱きしめてくる。

冷たい汗が背中に流れた。
< 91 / 97 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop