契りの歌
「まずは自己紹介からだな。昨日は慌ただしくて忘れていたよ。改めて、私は新選組局長近藤勇だ。家族だと思って、頼ってくれて構わないよ。」
それから次々と自己紹介が始まった。
「副長。土方歳三だ。」
やっぱりこの人があの土方さんだ。
「同じく副長、山南敬助です。よろしくお願いします。花音さん。」
眼鏡の優しい人は山南さん。
「一番隊隊長。沖田総司です。これからよろしくお願いしますね。」
笑顔の人は、沖田さん。
「三番隊隊長。斎藤一だ。」
無口な人は斎藤さん。
「斎藤それだけかよっ。
俺は二番隊隊長。永倉新八。よろしくなっ!」
「あっ、新ぱっつぁんずりぃっ!座ってる順だったら俺のが先だろ!?」
「いいじゃねぇか平助。お前も早く自己紹介しろ。」
「ちぇっ。
あっ、俺八番隊隊長。藤堂平助!年も近いし、よろしくなっ。」
「うるさくてすまねぇな。
俺は十番隊隊長。原田左之助。よろしくな、花音。」
*