契りの歌




それから廊下では誰ともすれ違わず、あっという間に部屋に着き、笑顔の人が中に入っていく後に続いて、私も中へと入っていった。





「花音さん連れてきましたよー。」





「おお、総司お疲れ。」




「早かったな。」





そこには、昨日いた人たち全員がすでに集まっていた。





とりあえず、朝の挨拶するべきだよね。





「おはようございます。」





「おはよー、花音。」



「おはよ。」


「おお、はよ。昨日はよく眠れたか?」





「おかげさまで。よく眠れました。」





「それは良かったです。では、こちらに座っていただけますか?」





眼鏡の人に言われ、昨日のように座った。






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