契りの歌




「それに、男の姿をしててもあまり意味が無さそうだしな。」



最後の原田さんの言葉で全員の視線が私に向き、そしてうんうんとうなずいていた。





「家事は幹部が当番の時に、一緒にやったら良いんじゃないですか?だから、花音さんは私の小姓にして下さいよ。」





沖田さんの小姓とか…。


大変そうでやだな。






「総司、お前の小姓にすんのは一番不安だ。
…花音は、俺の小姓にする。」




土方さんの小姓…。





「俺の仕事手伝え。主に雑用だがな。」




「土方くんの小姓が一番安全でしょうね。何せ、鬼の副長の小姓ですから。」





山南さんの一言で、沖田さん以外の人達が頷いた。





「分かりました。よろしくお願いします。」





「ずるいですよー、土方さん。全く、心配性なんだから。」





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