新時代神話

夢中4

「楓、元気?」

「な、常盤さん?」

「どうしたの?驚いて。」

「だって、これは夢で、でも、常盤さんがいて、」

「あら?

夢だって知ってたの?」

「私は明晰夢しか見ないんです。」

「明晰夢って、あの、これは夢だって解るやつよね?」

「はい。」

「夢ならもっと好き放題すれば良いのに、このなんとも言えない空間は何なの?」


「さっきまでは、岡田君の姿があったんですけど、二人っきりだと、恥ずかしくて…」


「まぁ、大体わかったわ。」

「それで、常盤さんはなぜ?」

「楓を起こしに来たのよ。

幸大じゃなくて残念?」

「い、いえ!!


あの、前から聞きたかったんですけど、岡田君と常盤さんの関係って、」


「気になるのかしら?

良いわよ、強いて言うなら、古くからの友達…かな。

友達としての付き合いはミレニアム単位だけどね。」


「ミレニアム単位ですか?

でも、お付き合いとかは…」


「もしかして、そんなの気にしてるの?

まぁ、事情を知らない人にそんなのって言うのは失礼かしら。


楓は、ギャルゲーって知ってる?」


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